2024年1月12日

避難訓練をおこないました

ひとつしかない大事な命を守る練習の避難訓練。

毎月実施している避難訓練ですが、今月は保育園での地震や火事を知らせる「非常ベル」と、家庭で携帯電話やテレビから聞こえる「緊急地震速報」の音が、どちらも「命を守る音」として一致することができるように、各クラス毎、年齢に合わせて確認をしました。

これは、２０２４年元旦に石川県で起こった「能登半島地震」を受け、急遽、予定を変更して行った訓練となりました。予定では、「予告なしで、地震を想定して第一避難場所に避難」という想定でしたが、お正月休みを家庭で過ごす中での突然での地震、おうちの方の携帯電話からは、大きな音で緊急地震速報が流れ、見ていたテレビは地震を知らせる特別番組に変わり、きっと多くの子どもたちは驚き、言葉にならない恐怖を感じ、怖いおもいをした子どもたちがたくさんいたことと思います。大人も同じように、恐怖を感じ、心が締め付けられる出来事となりました。

いつものように、放送で大きなジリジリジリ・・・と訓練をすることを非常ベルで知らせ、避難訓練を行うことが今の子どもたちにとって必要なことなのかと職員で話し合い、今回の訓練は「音の一致」の訓練をすることにしました。。

はじめに、放送で①これから避難訓練をすること②今日の訓練は音を聞く訓練をすること③保育園の非常ベルと携帯電話からの緊急地震速報は「命を守る音」であることをつたえました。そして、保育室の中で、先生の携帯電話から「緊急地震速報」を聞きました。この音が聞こえたら、近くにいる先生のお話をよく聞いて欲しいこと、よくお話を聞くことが「命を守ること」になるということを、大好きなお部屋の先生の声で大事なお話を聞いたことで、安心して大事なことを理解することができた訓練となりました。

この度の震災に対し、心からお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈りいたします。